マツコデラックスの真髄～彼（彼女）の言葉が突き刺さる

　最近、マツコデラックスさんが気になっているんですよね。まず第一にそこにいるだけで面白いんですよ。大体、何をやっても面白いじゃないですかwそしてあれだけ過激発言をしたり女子アナをディスっているのですが誰よりも内面は謙虚で繊細なハートを持っているんですよね。そのギャップが興味深いんです。

　ユーチューブでこんな動画を見つけました。

多様な“性”と生きている ＃4「マツコ・デラックス」 -13.06.17 - YouTube

　これはね、名言の連発なんですよ！！！！！！！

　元NHKアナウンサーの加賀美幸子というマツコデラックスが尊敬しているという方と対談を行っている映像なんですけど。語るテーマは生きることやマツコ自身のセクシュアリティについて語っています。

　あまりにもいいので彼（彼女）の言葉を書きおこして紹介したいと思います。

　マ：私意外とね恥ずかしがりなんですよ。はしたないものはできないみたいな。

意外とね、謙虚なんですよね。

　マ：個々の人格、個々の肉体である以上、カテゴライズできないんじゃないかっていうのがずっとあって、何か言ってくださいとりあえず自分でどこに所属しているのか言ってくださいって言われればそりゃあ同性が好きなのでゲイですかねと答えるし、じゃあそういう格好しているということは性同一性障害の方なんですかとかズケズケ聞いてくるセンスのかけらもないオヤジとかいるじゃないですか。そういうやつらにはいや、性同一性障害ではないですよ、と私は女性になりたいわけではないですから。えーでもなんでそんな格好しているんですかとか始まるからもうあいつらをね納得させるのは不可能なのよ。でも、じゃあその人たちが悪いかと言ったら悪くなくてじゃあ私はそれを聞いてくるオヤジの気持ちなんて理解しているのかっていったらあたしもなんにも理解なんかできませんよ。その・・・ズケズケと聞いてくるねその・・・・サラリーマンをやっているオヤジのつらさとかオヤジの本当の癖とかそん　なのわたしが100％理解できないじゃないですか。

か：　人間って幅広いから・・・

ま：　そう。だからそんなこと聞かれてもなんなのよ本当に不愉快だわ理不尽ねとは思わないんですよ。

か：　なるほど

ここからすごいこと言ってます。

ま：　そりゃあわかんないだろうなって。でも理解できないものって恐怖になるじゃないですか。恐怖になると悪になるじゃないですか。で、悪は攻撃したいと思うじゃないですか。そこまで言った人間はあたしもどんな手段を使ってでも戦おうとは思うけれどもそれ以前の人たちに　そういうの聞くのは失礼じゃないですか？人間としてどうかと思いますよとは言えない。私は。やっぱ理解し合えるってよっぽどのことなんで。

このセリフはね、この世の戦いという戦いのすべての本質をついてますよね。納得せざるをえませんでしたね。

次は生きるのが辛いと思っている人への彼（彼女）なりのエールなんでしょうね。

マ：　私は強い意志で自分はこうなりたいと思ったことは一度もないんで。多分苦しい方って自分を律しなきゃいけないという思いが強すぎてそこから外れてしまっている自分だったりあと世の中が承認してくれなかったりすることに対してすごい恐怖を持ちすぎる気がするんですよ。だからもういいじゃないですか。本当に大切な人からあなたは必要な人ですって言われれば。

なんて優しさにあふれたことばなんでしょうね！すごいですマツコ。

そして締めの言葉はぐっときましたね。

マ：　これだけテレビを愛していますけどもテレビに出ているという自覚はほぼないんですよね　・・・中略・・・加賀美さんのように話すテクニックがあるわけでもないし芸人さんたちみたいに面白いテクニックを磨いたわけでもないしましてや女優さんや俳優さんみたいに綺麗なわけでもないし見てもらうと上野動物園のパンダを見ているくらいの感覚ででも私はパンダほど貴重なわけでもないのでじゃあ何が売り物になるかなと思ったらいかにあたしの恥部も含めてさらけだすことができるかだと思っていてもうそれしかわたしには売り物がないし

自分のことを客観的に分析してやはりあたしはこうなんだ、これをアピールするんだと覚悟を決めてますね。

マ：　とりあえずやって失敗したら失敗したでまあ迷惑かけた人にごめんなさいっていってもう一回なんとなく光が差している方に歩いていけばまたなんかあるんですよやることが。

最後の言葉は力強いですね！！とりあえずやれ！失敗してもいいから。と。

彼（彼女）に対する認識が変わりました。すごい人なんですね。誰がどう見ても個性的なのに謙虚に謙虚に生きているんですね。すごい。

daisuke